ストレートネック、巻き肩に対する対処法

ニューマン:筋骨格系のキネシオロジー第3版

AとBを比べると、どちらの姿勢が悪そうでしょうか?

Aは背中が丸くなり、胸が落ち込み、頭が前につき出て、肩は内巻きになっています。体重が背骨の上に乗っていません。

それに比べて、Bは… 言うまでもなく間違いなくAだ!と思いますが、これに近い姿勢になっている方はいると思います。


ちなみに頭が前に出ていると、首は真っすぐになりやすいのでストレートネックとも言われやすくなります。横から見たときに、肩から耳に線を引くと同じ位置にあるのが理想ですが、耳が前に出ています。巻き肩になると、肩も前に出てくるので耳と肩の位置は近くなりますが、その分猫背傾向が強くなります。

こういった姿勢を長くとっていると、偏った筋肉で支えるようになります。

赤で塗ってある部分が慢性的に硬くなり、青で塗ってある部分の筋力は低下しています。ちょうど交差するように分布することから、上位交差性症候群と呼ばれています。

 

赤の部分を緩めて、青の部分を鍛えることにより、姿勢は改善していきます。セルフエクササイズ動画をご紹介します。

首回のマッサージは、強すぎると後々痛みが残ったりすることがありますので、あまり刺激が強くならないようにしてください。

仰向けに寝るのが辛い方は、バスタオルを丸めてこのように入れると良いと思います。お試しください。

理学療法プラクティスより

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