患者さんに「私の体は歪んでいますか?」とよく聞かれます。
わかりやすいのは左右差だと思います。顔が傾いているか、右肩が下がっているかとか、
袖や裾の長さが違うとかは鏡を見ればわかります。
分かりにくいのは捻れですが動かすと分かりやすくなります。
首や胸や腰がどっちかが回しにくいとかは誰しも感じると思います。
そして首は右に回しにくいのに、腰は左に回しにくい。。。こういうパターンも多いと思います。
例えば右に向きたい時は、体の右側を後ろに引く様に外旋筋が収縮します。
それは同時に左側を前に出すことにもなり、左の内旋筋も収縮しています。
収縮する時は筋繊維の方向に向かって動きます。見ていただくとわかるのですが、繊維の方向が異なっている
筋肉同士が重なり合っていたりします。
こういう部分に癒着が起こると、そちらの方向に動かない!ということになります。
筋肉は骨にも付着しています。例えるなら竹ヒゴが骨、凧の紙の部分が筋肉になります。
どこかから力が加わると、凧の形は変わります。
姿勢も似ています。テンセグリティーモデルと言われます。
どこか固まってしまっていたり、たえず力がかかっていたりすると、歪みが出てきます。
そしてそういうところがツボであったり、筋膜の融合中心として特定されています。
当院では、そこを手技や体外衝撃波で無くしていきます。
首が回しにくい、振り向くと腰や背中が痛い、朝起きて体が伸びないなどは捻れた状態
で固まっている可能性があります。
簡単な動作分析で全身の動きから診させていただきます。