本日いらしたお客様は、長年ひどい肩こりと首の痛みに悩まされていて、最近は呼吸が浅くなっているとおっしゃっておりました。
原因は青い部分で示している、鎖骨胸筋筋膜が縮んでしまい、辺肋骨の間が狭くなり、肩甲骨と頭が前方に引っ張られていました。その状態で顔を上げると、首が赤い線で示したようにストレートネックになります。

肺は外気より陰圧になっており、いつも縮むようになっているので、肺を広げるための肋間筋が働かないと呼吸がしずらくなります。下のイラストで、赤い矢印が肋間筋の働きです。働かないと青い矢印の方向に自然と縮みます。

また首から内臓に降りていく迷走神経は、体の前面を通りますので、肺自体の活動も悪くなっていることが考えられます。
前胸部をリリースすることにより、変化を感じて、ご本人もここは盲点だったとおっしゃっておりました。