手首の痛み、TFCC続き(筋膜リリース)

10 5月 by tanpeinyan@yahoo.co.jp

手首の痛み、TFCC続き(筋膜リリース)

前回の手首の外側が痛む患者さんの治療2回目です。相変わらず、手首の小指側の骨が浮き上がっていてます。

セルフケアもやっていただいて、日常で痛みを感じることはなかったようですが、ヨガスタジオで、手のひらを地面に何度も衝き体重をかける動作をしたらやはり痛むそうです。

前回はTFCC損傷まではしていない、前腕の筋肉のねじれが原因だと判断したので、屈曲と回内をさせる筋肉を緩めました。

屈曲と回内をする筋肉は、肘の内側から始まって、手のひら側、前腕の前側につくものが多いです。

前回の治療の効果を確かめるために、握手をしながらドアノブをひねるように回内動作をしてもらいました。そうしたら外側のバツ印のところに痛みが出るようでした。

外側には伸展と回外の筋肉がついています。回内と回外は腕の周りをぐるっと取り囲んで、お互いが交差したり、つながっている部分もあったりするので、そういう部分の筋膜連鎖がうまくいっていないのかと思い、肘の外側にショックマスターを打ちました。かなり痛むポイントが何箇所かありましたが、痛みが消えるまで打ったので、変化を見るために、実際、ヨガのダウンドックに近い手をついた四つ這いの姿勢になってもらいました。

ひじの痛みはなくなりましたが、まだ手首の外側の痛みは残っていました。

そこで気づいたのは、指先は両方とも真っ直ぐこちらを向いているのに、患側は肘のシワが健側よりもだいぶ内側を向いていました。肩の高さは下がっているので、肩と上腕の捻れが原因かとかんがえて、調整を行って、もう一度同じポーズをしてもらいましたが、痛みは少ししか変わっていません。これはもう関節の問題だと思いました。

手首の関節は、橈骨頭と手根骨(細かい骨の集まり)で作られています。この図だとわかりにくいのですが、尺骨側とは直接的な関節ではありません。

間に関節円盤というのが挟まっています。こういった円盤はよく動く所のクッション材として体の中に存在します。例としては顎の関節や、膝の半月板なども同じ役割をしています。

実際に手首も親指側に曲げるのと、小指側に曲げるのでは小指側の方が断然動かしやすいです。

大きく動けるところはサポートがないと、怪我しやすいと言う欠点があります。手首の外側には靱帯や、関節円盤、それらを埋める脂肪組織によって保護されている三角繊維軟骨複合体、TFCC(triangular fibrocartilage complex)と呼ばれているものがあります。

この患者さんの場合、バーベルで前腕の筋トレをしていて、筋肉が収縮している状態で、手を強くついてしまって、痛くなったそうです。

関節の間が狭くなり、突き上げられ、靱帯も伸びてしまっている状態だと思います。

ここはなかなか治りにくい事で知られています。やはり手は日常生活でよく使うので、常に刺激が加わってしまいやすいからです。

ショックマスターを患部に打ちましたが、痛みは半減位までしか行かなかったようです。

少し長期戦になりそうなので、安静にしてもらって、1週間後にもう一度治療しましょうと言うことになりました。

TFCC損傷は、こういった明らかな原因がなくても、日常生活でよく手を使ったり、重いものを持ったりすることが多いとなってしまうこともあります。腱鞘炎とも近いものがあると思います。

 

慢性疼痛に効果を発揮するショックマスター、次回の変化が出せていると良いのですが。

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