ロードバイクの姿勢と腰痛(訪問整体)


今日の訪問患者さんは、ロードバイク乗りの方でした。
なんと東京から京都まで行ったこともあるそうです!

患者さんの訴えは、腰の左側の痛み。触ってみると背筋がガチガチで盛り上がっていました。
周辺も触診をしていくと脇腹や腹筋も固くなっています。そして一番固いのは腹筋だと感じました。

腹筋の中でも奥の方にある、腸腰筋という筋肉はロードバイクに乗る上で必ず使います。

この筋肉は体の中を斜めに横切っています。始まりと終わりは腰椎と股関節についていて、立っている時は足を持ち上げる役割をします。

これが自転車に乗っている時はどうなっているでしょうか?

ちょっとわかりにくいかもしれないですが、下のロードバイクに対してこういう前傾姿勢で乗っているということを表してるつもりです。

筋肉は真ん中に向かって縮むので、腸腰筋は、股関節を腰椎に向かって引き上げるのと同時に、腰椎を股関節に向かって引っ張り始めます。

ペダルを漕ぐたびにこれが起こると、筋肉が収縮しすぎて、腰が反り、体を起こし辛くなってきます。

私も最近の流行に乗って、健康維持のためにロードバイク乗り始めましたが、あの姿勢を維持することって大変なんですね。

それと振動がサドルやハンドルから伝わってきて、肩や腰へ負担をかけます。

太ももの前側の筋肉もガチガチでした。

全体的に筋肉質な方でしたので、アウターマッスルが使われすぎて、その下にあるインナーマッスルの滑走ができなくなっていると思い、筋膜リリースを中心に行いました。

体の前側の施術を中心に行ったのですが、背中が伸びたのは見た目で分かりました。
腰の痛みもなくなったそうです。

もともと体が固く前屈が全然できないのに、ストレッチも普段あまりされないそうなので、怪我をしてしまう可能性があります!
今後はセルフストレッチと弱化しているインナーマッスルトレーニングをしていただきます。

ロードバイクに乗って腰が痛くなったら、吉祥寺はたいち整骨院へ

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