原因のわからない腰痛

ジムに頻繁に通われている患者さんです。スタジオレッスンでのヨガや、格闘技系や筋トレに近い運動も楽しまれているそうです。

以前から骨盤のヘリが痛かったけど、動き始めると気にならなくなり、そのうち治ったように感じたそうですが、最近また再発して、今回は背骨近くの痛みに変わっていました。

まずは運動検査をしていただきました。前後屈伸、左右側屈、左右回旋の6方面の検査します。痛いのは右だったので、右3方向の腰椎、骨盤、股関節の計9パターンです。これは筋膜のつながりをもとにみています。

この患者さんは骨盤の恥骨を前に突き出した時と、腰椎の右側屈で痛みが出ました。この時点では捻る動作では痛みは出ませんでした。

実際の生活ではヨガのコブラ(うつ伏せから上半身を起こす)とか、寝返りが痛いとの事でした。施術ベッド上での体位変換もキツそうでした。

そしてここが痛い!とはっきりと一本指で指されていた場所がありました。

黄色いバツ印のところです。うっすら青くみえているのは腸腰靭帯といいまして、恥骨を前に突き出した時痛みが出る原因箇所と言われています。前から見るとこうなっています。

この靭帯は腰椎の5番目と骨盤の腸骨を繋いでいます。他の接骨院ではこの靭帯の炎症で痛みが出ていると言われたようです。

自分もこの辺りが原因だと考えましたので、治療は脊柱起立筋と、右側屈での痛みの原因筋と思われる腰方形筋を筋膜リリースしました。両方ともこの靭帯につながりが深いです。

しかし、施術ベッドで向きを変えてもらうのが相変わらず辛そうでした。ちょっと反り腰気味なので、大腰筋の緊張を緩めてみましたところ、余計辛くなった感じがありました。

緩めたことにより、インナーマッスルとのバランスが悪くなってしまったのかと思ったので、腹圧のトレーニングをしました。呼吸を使って行いますが、流石にヨガなどをされているので、上手でしたし、コアマッスルはしっかりしている!と思いました。

何故痛みは取れないのか…

腰痛の原因はなんなのか?と思っていたら、寝返りをする時に左に回るのは痛くないけど、右に回るのが痛いとおっしゃいました。左右の動きの違いを比べてみると、回転の支点にしている太腿の動きが、右の方が悪いと思いました。

これはアナトミートレインという理論で筋膜のつながりを電車の路線に見立てています。これはスパイラルラインと言って、螺旋のつながりです。

理論的には全身に繋がっていますが、実際は上半身と下半身のつながりはあまり感じられないので、二重螺旋と言って別々に考えた方がいいと言われていたりします。

しかし今回は下半身である、右太腿の外側の筋膜リリースをしたら、上半身の腰痛にすごく効きました。そこが緩んだら患者さんはスパッと起き上がれるようになり、「だいぶいい!」と言ってました。

やはり問診と運動検査は大切で、思い込みはいけないなと改めて感じました。

原因のわからない腰痛でお困りなら、吉祥寺の接骨院、はたいち整骨院へ

 

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