膝下O脚の患者さん(整体) (圧力波ショックマスター)

今日の患者さんは、スポーツジムで格闘技系のレッスンを楽しまれている方です。

数年前に内側半月板を損傷してしまい、切除手術を行って、回復されたのですが、膝の内側が痛い時とロッキングする時が再発してきていました。今でも整形外科に通われていて、半月板につながる太ももの内側と裏側の筋肉の間に、動きを良くするトリガーポイント注射をしているそうです。

ご自分でもケアしながら運動していたとのことですが、今回は膝の外側からお皿の下あたりまでが痛み出して、心配になって受診されました。

痛みが出る動作をしてもらった時に、アキレス腱伸ばしのような動きをされたのですが、股関節が内側に内旋していくのがわかりました。その時に外側の筋肉に引っ張られるように膝下が痛くなるようです。


大腿筋膜張筋という筋肉です。股関節を内旋し、膝を外旋させます。この筋肉の中ですごく硬くなっているトリガーポイントを見つけました。おそらくここは原因となるでしょう。

それから大腿骨と、脛骨のつながりを見てみると外側に、くの字になっていました。単なるくの字ではなく、よほど引っ張られているのか、脛骨が外にスライドしています。もしかすると内側半月板と言うクッションが欠損してしまっていることで、抑える力が弱くなっていることが原因かもしれません。

そして脛骨がそれを補うように外側から内側にカーブする様に入ってきています。

ひざ下O脚です。気を付けすると、ひざのお皿は内に向いているのに脛とすねの間が空いています。

こうなると足は外側体重になるので、本来内側が浮いてしまうのですが、前足部がむりやり内側に向かってねじれています。外反母趾もありました。

 

 

治療はまずは外側の大腿筋膜張筋にショックマスターを打ちました。一番上の図の筋肉です。痛みが取れてから、またアキレス腱伸ばしポーズをしてもらったところ、外側は楽になったが、今度は膝の内側が痛いとおっしゃいました。ここが本来の痛かった場所なのだと思います。

ここからは太もも内側を通る、内転筋のトリガーポイントを探しました。この図のなかでは一番左側になる縫工筋という筋肉に沿って探したところすごく硬くて痛む場所を見つけましたので、そこにショックマスターを打ちました。(整形外科で注射を受けている場所ではありません)

最初は圧力波が抜けていき、太ももの外側まで響くとおっしゃっていました。そういう場所は当たりのことが多いので、痛みが取れるまで打ち、また角度を変えて打つと、新たな痛みが今度は膝方向に感じるとおっしゃっていました。

ここまでで、膝の痛みはほぼ軽くなったとおっしゃっていましたが、足首の角度が悪いので、またレッスンを受けたら再発する可能性が高いと思いました。

格闘技系のレッスンは体を捻ってパンチを打つことが多く、母指球で内側に回転します。外側に体重がかかる足を無理やり内側に向かせるのだから、運動連鎖の破綻が起きていると考えられます。

案の定、足首の関節は、はまりが悪く、距骨という骨が外に落ちてきていましたので、これを押し上げながら、真ん中に戻す方向に固定して、脛の外側の筋肉の固まっているところにショックマスターを打ちました。そうすると、骨が元の位置に戻っていき、足の外側のアーチも上がっていくのがわかりました。

最後に骨盤の調整をして、上半身のバランスを整えて終了しました。

その後すぐに格闘技のレッスンに出られたところ、痛みが10分の3くらいになったと報告してくださいました。それぐらいになると良くなる方向に向かっていくので、また1週間位で診せてくださいと言うことになりました。

この方は整体コース45分の料金と、ショックマスターを上限3000円と決めて、とにかく痛みとれるまで打ちましょうと言う形で治療しました。

今はショックマスターのキャンペーンをやっていて、初回お試しは無料ですので、施術と組み合わせて体験していただくのはおすすめです。

 

武蔵野市吉祥寺 はたいち整骨院ホームページはコチラ

Related Post

股関節を庇う姿勢股関節を庇う姿勢

この患者さんが、問診で最初におっしゃったのは、脊柱管狭窄症であるとの事でした。 2ヶ月前から右の親指に力を入れて、押す動作で痛むとおっしゃっていました。整形外科通われて、現在もリハビリなどをなさっているそうですが、腰の動 […]